マッチングアプリで出会った男性2人から現金1065万円をだまし取った詐欺の罪に問われているのは名古屋市の大学生・家田美空被告(21)。検察側から懲役4年6月を求刑された家田被告は最終陳述の場にノートを持ち込み、涙を流しながら逮捕後の200日間をどう反省したのか述べた。公認会計士を目指していたという被告は多忙な生活の中でも勉強に励み、将来の開業資金を集めるために“頂き女子”をしていたと告白。留置所で過ごした半年の間に起きた様々な出来事をきっかけに「1つ、私は孤独じゃなかった。2つ、主語は『自分』ではなく、『相手』や『私たち』で考えること。3つ、男の人は敵ばかりじゃない」と、3つのことに気がつくことができたと振り返った。